“なかったこと”になる兆候

“なかったこと”になってたり
ふれてはいけないみたいな変な気遣いをされ
みてみないふりだったり
逆にいいことだけが残ってて
さも“楽しかった思い出”のようになっていて
それは全員共有ってことになっていて
楽しかったことっていうのは、途中で
形が変わってしまうこともあるわけで

思い出っていうだけに
みんな本当に時間とともに忘れていってて
ああ、そんなんありましたっけ
っていう感じになるのが嫌で流す。

いや空気読もうって
自分だけが取り残されてるのはしゃあないやん
と
自分も“なかったこと”のように振る舞って
にこにこしてたら
案の定粗悪に“なかったこと”“一部記憶から抹消”
になっていて
やっぱり、ああ、そんなんありましたっけ、で
それでもにこにこしていて
いやー今日も楽しかったな〜の反動と
案の定粗悪に“なかったこと”“一部記憶から抹消”
だったことを帰りの電車あたりで思い出して
一週間ぐらい寝込み（ニートだしね）
一体何しにいったんだと
私だけ勝手に傷つく
という兆候オオオオオオオオオオオオオオ
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